結婚したいと思った時が婚活の始め時
人は様々な考え方を持っています。必ずしも自分と同じ考えや、それと合うような考え方の人ばかりとは限りません。当然ですが、全く気が合わないといった人とも出会います。それが人生における「出会い」と一般的にいわれているものです。
しかし、結婚となれば、あまり自分と価値観が違いすぎると、一緒に生活をつづけることが苦痛になるかもしれません。それは仕事などの出会いとは違うからです。たった一人でいいので、自分と一生生活ができるような気が合う人や価値観が合う人と出会いたい、それは婚活を少しでも考えたことがある人であれば、誰であっても思うことです。
婚活に少し抵抗がある、と感じる人も少なくはありません。抵抗がある人にとっては、それはテレビで見かける「集団お見合い」のようにしか感じとれない、という人もいるからです。また、結婚していないということよりも、自分で相手を見つけることができないのかと、周囲にマイナスの印象を与えるのが嫌だから、という人も多いはずです。しかし婚活は参加している人同士の「結婚したい」という利害関係が一致しています。少しも恥ずかしいことはありません。通常のコンパなどでは聞けないことも「婚活」という枠の中であれば、聞けることも多いのです。
例えば、普通のコンパでは聞きにくいことであって、婚活では平気で質問できることの中には「年収」や「家族構成」があります。年収はこれから結婚して一緒に生活をしていこうというのであれば、必ず聞いておきたい項目ですし、女性であれば、男性に専業主婦でいて欲しいのか、バリバリ働いてほしいのか、といったことも関連して聞いておくことができます。
また、家族構成は最近多い一人っ子の場合、自分の親と配偶者の親の介護が重なってしまっては、人手が足りなくて優先順位に悩んでしまうといったことが発生します。そういったことも、未然にこの質問をすることで確認しておくことができるのです。
このように、婚活は「婚活だからこそ聞ける質問」というのがあります。初めは抵抗があるかもしれませんが、少しでも「結婚したい」と思ったのであれば、その時が始め時です。
毎日職場と家の往復で正直疲れていませんか
毎日職場と家の往復で何の楽しみも見つけ出すことができない、そうなってしまっては当然出会いも逃がしてしまいますし、そのような生活ではだれでも疲れてしまいます。さすがに通勤電車の中でタイプの人がいたとしても、このご時世、声を掛けるわけにもいきません。
そんな出会いのチャンスがあっても、うまくいかせないのが今の時代です。自分だけではありません。周囲の人も同じなのです。
毎日仕事で疲れて帰るだけ、という生活よりも、婚活をすればストレス発散にもつながるかもしれません。自分と同じ境遇の人がいて、話を理解してもらえたら、それだけで疲れは飛んでしまいます。そしてそれがきっかけでデートへつながり結婚へとつながっていく可能性もあります。
休みの日に外へ出るのが億劫だという人はいるかもしれませんが、婚活は仕事帰りやランチタイムでもやっています。少しだけいつもの行動範囲よりも足を伸ばせば、そこに出会いのチャンスがあるのです。仕事をするために外へ出ているのかもしれませんが、たまには息抜きも兼ねてちょっと寄り道するのも、気分転換ができていいと、このような婚活が最近評判になっています。
仕事で疲れて帰ってきたら、自分の家族が待っていてくれれば、明日への活力にもなります。また、自分ではない違う人が目の前にいるわけですから、違う世界も見ることができて、楽しいかもしれません。「今日は疲れた」と思う前に、早めの婚活をお勧めします。
彼氏や彼女がいないままアラフォーへ突入
今の日本人の男女は、アラフォーでも彼氏や彼女がいないといったことが普通です。一緒にご飯を食べる相手なら、別に異性でなくてもかまわない、たまに誰かと食事ができる程度で十分、と思っているアラフォー男女が多いのは事実です。昔のアラフォー世代といえば、とっくに結婚しているのが普通だったかもしれません。
しかし、今は年収の安さや、男性の女性化など環境の変化によってアラフォーでも独身というのが普通の時代になっています。
中には、「デートの仕方も忘れてしまった」というアラフォー世代もいるのが現実です。そしてさらに、久々にデートをしたら意外とうまくいかない、という経験をした人も少なくないでしょう。結局、自分で勝手に「失敗した」と思い込んでいることが、今一つ、一歩踏み出せない理由になっています。
この「うまくいかないデート」を「うまくいくデート」へと変えてくれるのが婚活です。「婚活もうまくいかない様だったらどうしよう」と悩む人もいるかもしれませんが、まずはトライしてみることです。トライせずにやめるというのは、非常にもったいないことです。
今の時代、アラフォー女性でも第一子を出産することは珍しくありません。昔であれば「もう子どもは諦める年齢ね」といっていたのも、今の時代は違います。
初めから「自分の婚活は年齢が原因でうまくいかない」と諦めてしまわずに、まずは第一歩を踏み出すことが先決です。
婚活は出会いと結婚したい願望をかなえてくれるところです
今結婚している人たちが簡単に結婚できたわけではありません。そして必ずしもそれが恋愛をして結婚する、ということでもありません。昔からお見合いはあり、それが今はもっと気軽にトライできる「婚活」というものに変化をしただけです。恥ずかしいことではありません。独身のアラフォー男女は年々増加をしています。
出会いがない、結婚にメリットを感じないといったことが大きな要因かもしれません。しかし、子どもが欲しいと思ったら、結婚していないわけにはいきません。相手がいるからこそ、子育ても順調に行うことができるのです。
もちろん、夫婦には様々な形があります。自分が求めている理想の形に近づける相手を選べるのも婚活のメリットです。断ったら相手に悪いか、などと考える必要はありません。みなさん真剣ですから、条件に合わないというのも、自分の将来をしっかりと見極めるために必要なことだとわかっています。
もちろん自分が気に入った人に気に入ってもらえるかどうかはわかりませんが、結婚したいという利害関係が一致している段階で、恋愛を経て結婚するよりも、短い期間で結婚までたどり着くことができるのです。
婚活の場合、出会ってから3か月で結納を含めた結婚式の段取りを始めるといわれています。それだけスピーディーに進んでいくのも特徴です。もちろん、たった1度の婚活で理想の人に出会えなかったとしても、次に進むスピードが速いということもいえます。参加されている方は皆同じ考え方で参加しています。不安も当然あることでしょう。
しかし、その不安以上に婚活は出会いの回数を増やしてくれるのです。多くの人と出会えば、初めは「自分にはこのようなタイプの人は合っていない」や「このようなタイプの人だと合う」と思っていたのが、真逆の人と結婚するといったことも十分に考えられます。
理想のタイプは大切ですが、自分の固定概念にとらわれて視野を狭くしてしまうよりは、広い視野を持って多くの人と出会い、色々な人の考え方に触れながら、一生一緒に生活ができる人を見つけ出すことが大切です。