婚活は文化の違いを受け入れられるかで成婚率が変わる
婚活がうまくいかない、疲れたという人は多いですが、うまくいっている人と比べると、明確な差があります。うまくいっている人は、視野を広くもっているのです。また、結婚を実現するためにはどうすればいいのか考える傾向があり、理想と現実のギャップも理解しています。
結婚したいと思っていても、自分のこだわりが強すぎると相手が見つかりません。融通の利かない人とは誰も結婚したいと思わないためです。
自分が相手のことを悪く思ってしまうと、その雰囲気が相手に伝わってしまうことがあります。婚活パーティの場合は次々と人と話しをする機会が増えるため、失敗したときの感情を引きずっているだけで、マイナス印象になってしまうこともあります。条件に合わない相手でも露骨な嫌悪感を出してしまったり、要求するハードルを高くしすぎるのは危険です。
また、常識のない発言があっても、本当に常識がないのか、思慮が足りないのかは考える必要があります。なぜなら相手は違う家庭、違う環境で育った人間のため、学んできた常識自体が異なる場合が多いからです。
住んでいる地域だけでなく、教育の水準の高さや、親との関係性なども性格に影響します。独自の価値観を身につけている人もいるため、まずは会話をして感覚にどの程度のずれがあるかを考えないと、デートどころか会話すらつながりません。
もしかすると、相手からはあなたの方が常識知らずだと思われているかもしれません。しかし、お互いの常識をぶつけ合っても不毛で、マウントの取り合いになるだけです。アラフォーになるとどうしても価値観が固定されがちになるため、意図的に頭を柔らかくするつもりで、探り探りコミュニケーションをとったほうがプラスになるでしょう。
良いほうに変わっていける人間関係を築くのもポイントに
結婚したいと思っていてもうまくいかない原因になりやすいのが、相手に完成された異性像を求めることです。収入が高くて家事もできる人や、見た目が若く心遣いもできる人はまれです。婚活市場に限らず恋愛市場でも価値が高いため、なかなか婚活の場で出会う機会はありません。
機会があっても競争率が高くなるため、競争に勝ちぬくための実力やアピール力を身につける必要があります。そして結果として空振りが多くなり、婚活に疲れてしまう人は多いのです。
うまくいかない状態を打破するためには、相手の思考の柔軟性を見ていくことが大切です。相手に成長の余地があれば、良い方向にかわっていける可能性もあるでしょう。
変わろうと努力してくれる人や、価値観の溝を埋めるための気遣いができる人とは、長期的な信頼関係を築くことが可能です。信頼関係がなければ夫婦生活は辛くなるケースが多いため、一緒に過ごす未来を想像できるかどうかが重要になるのです。
アラフォーにもなると、人間観察の目が自然と養われています。ただし、交流する範囲が限られてしまうと、価値基準が限定的になってしまい、自分の価値観から大きく外れた人を評価できなくなり、常識知らずとして処理してしまうケースもあるのです。
どのような人で、どのような価値観をもっているかは、しっかり話さないとわからないことが多いもの。デートを重ねて色々な話をしてみないことには、本当に良い人かどうかは分からないのです。
婚活パーティなどの限られた時間だけでは、相手の価値観や本音までは判断できません。パーティではいまいちな印象だった人が、実は外ではとても好印象な人だったり、パーティで素敵だと思っていた人が、2人きりになった途端、酷い態度で接してくることもあります。コミュニケーションを通じて、お互いに成長し合っていけるような関係がベストです。